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2022年12月3日

ブランドの想いを伝えるコンセプトムービーとは?企画から制作手順まで紹介

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ブランドコンセプトやブランドシンボルに込められた想いを伝えるためのコンセプトムービー(ブランディングムービー)。ブランディングを推進する上で、映像表現は欠かせない表現です。ここではコンセプトムービーがどのような手順で制作が行われるか一般的な流れを紹介します。

(2021.10.14 公開 2022.12.12 更新)

大きな流れは4ステップ

大きな流れとして「企画」「構成」「制作・撮影・編集」そして「公開」という4つのステップで制作します。多くの場合、企画と構成ではブランディング会社のディレクターやプランナー、制作・撮影・編集の段階では映像制作会社などと一緒にチームで制作することが多いです。

ステップごとの内容を紹介しますが、推進方法やチームの組み方など多様な可能性があります。企画や構成、目指す世界観などが明確に決まっていない場合や進行が不安な場合はブランディング会社や映像制作会社に相談すると安心して推進することができるでしょう。

企画

企画では、どのようなターゲットに向けて何を伝えたいのか、目的を明確化します。新たなブランドをお客様や取引先に伝えたい、展示会において競合他社との違いを示したいなど、なぜ映像を制作するのかを明確化しましょう。

ターゲットや目的を明確化することで、効果的なアイデアが生まれます。目的が明確でない場合は、判断基準が定まらずコンセプトが伝わりづらい成果になる可能性があるので注意しましょう。予算やスケジュールも合わせて検討できると、次のステップである構成案時に、より具体的な協議ができるでしょう。

構成(シナリオ・コンテ)

企画をもとにブランドのコンセプトを伝えるための映像の構成を決めていきます。構成の段階でどのような映像を制作するのか具体的にイメージを広げていきます。絵コンテやラフデザインなどでイメージを具体化していき、実現可能かどうか費用感やスケジュールなどを含めて検討をおこないます。

実写が良いのか、イラストやCGが良いのか、時間やナレーションはどうするのかなど、さまざまな角度からブランドの目指す世界観の可能性を検討し、最適な構成を探ります。

制作・撮影・編集

構成が決まったらいよいよ制作や撮影が始まります。制作にかかる時間や費用は映像の構成によって全く異なりますが、実写の場合はキャスティングやロケハンを経て撮影をおこない、イラストやCGを活用した表現の場合はその表現を作成していきます。ナレーションや音楽などの録音も必要に合わせておこないます。

発表

完成した映像をターゲットに向けて公開します。発表する場の環境づくりによって効果的にコンセプトを伝えることができるので、webサイトでの見え方やイベント会場での表現方法にも気を遣うと良いでしょう。ターゲットの心に刺さるような演出を心がけましょう。

ブランドに適した表現を追求しよう

全てのプロセスでは、ブランドの持つ想いを深く理解し、表現することが重要です。

ひとつひとつの企業や商品のブランドに適したコンセプトムービーを制作していきましょう。

Case.NS TOOL

エフインクが手がけたコンセプトムービーの事例として、日進工具株式会社(NS TOOL)のプロジェクトをご紹介します。

NS TOOLは「超硬小径エンドミル」という工具の製造・販売でトップシェアを誇る企業です。ブランディングプロジェクトを進行するにあたり、2種類のコンセプトムービーを制作しました。

1本目は、ブランドステートメント「つくるの先をつくる」を表現したコンセプトムービーです。

社員やお取引先はもちろん、株主候補や就職を検討している学生など、初めてNS TOOLというブランドに触れる方を含めたあらゆるステークホルダーを想定。「NS TOOLらしさ」や「NS TOOLが目指したい世界」が直感的に伝わるよう、ダイナミックかつ情緒的に表現しています。

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