企業の経営効率化を図るためのERPシステム（※）の構築を主力事業とし、企画・コンサルティングや導入支援、運用・保守を総合的にサポートしているビジネスエンジニアリング株式会社 （略称「B-EN-G（ビーエンジ）」）。

設立以降「ものづくりをITで支える会社」として製造業のクライアントをメインに事業を推進してきましたが、ブランドの将来像をあらためて明確にする必要があると考え、2020年から社内の有志による社内横断タスクフォースチームを結成し、ブランディングに着手。

エフインクは2022年にプロジェクトに参加し、理念体系の整理、V.I.開発、各種ツールの制作、WEBサイトのブランド発表ページ制作など、コーポレートブランディング全般をご支援いたしました。

※ERPシステム…企業の基幹業務を一元管理する統合基幹業務システム。 導入することによって、多くの既存業務を自動化、業務効率化、標準化することができる。

B-EN-G／ビジネスエンジニアリング WEBサイト

B-EN-G ブランドページ

タスクフォースチームのメンバーによって、約1年半にわたるブランディングの議論を綿密に重ねていらっしゃったB-EN-Gさま。創業からこれまでの歴史の整理、社員アンケートやキーマンへのインタビューなど、さまざまな手法を活用してブランドの過去・現在・未来について複合的な視点で考察しており、エフインクにお問い合わせをいただいた時点で、すでにボトムアップ型による素晴らしいブランディング活動を実践されていました。

初めてのお打ち合わせで活動内容を共有いただいた際、タスクフォースチームのみなさまのブランドに対する深い愛情や誇りに、大変感動したことを鮮明に覚えています。

これまでのブランディング活動を通して、目指す未来のB-EN-G像はある程度固まっていたものの、その姿を適切に社内外に表現し、想いを伝えるためにはどうすれば良いか、第三者の客観的な視点でご支援することがエフインクに求められた課題でした。

タスクフォースチームの皆さまとの協議を重ね、コンセプト体系を整理。

ステークホルダーとの約束である「ブランドステートメント」と、社会に存在する意義である「パーパス」の2つを新たに開発いたしました。

ブランドステートメント「未来まで、よりそい抜く」は、お客様と同じ目線・同じ熱量で、お客様の真のパートナーとしてともに歩み続けたいという、創業以来B-EN-Gが大切にしてきたカルチャーにあらためて光を当て明文化したものです。

また、略称である「B-EN-G」を「Business Engineering for Growth」と再定義することをご提案し、私たちのすべての活動はお客様の持続的な成長のためにある、という共通認識を定めました。

パーパスの開発にあたっては、B-EN-Gの社会における存在意義を視野を広げて整理。

クライアントが創造的な活動に専念し、社会に新たな幸せを生み出せるようサポートすることがB-EN-Gの存在意義であるという答えに辿り着き、「世の中に創造業を増やす」というパーパスが生まれました。

そして、新たなコンセプト体系に併せてV.I.も刷新いたしました。

新たなブランドシンボルの「B」マークの中で連結する2つの円は、B-EN-Gがお客様やパートナー企業によりそう様子と、複数の企業が互いに影響を与え合いながら新たなビジネスを創造し、無限に成長していく力を表しています。

2022年10月、これまでのブランディング活動を報告する社内イベントを開催。

タスクフォースチームの皆さまが主体となり、リアルとオンラインの同時開催イベントを企画。メンバー自らの言葉で、リブランディングの趣旨やこれまでの検討の経緯などを全社員に向けて発信されました。

もともとインナーブランディングを得意とするB-EN-Gさまは、その後も引き続き、社員の皆さまへのブランド浸透のためのさまざまな施策を積極的に実行されています。

そして2023年1月に社外発表を実施、さらなる飛躍を目指して、新しいブランドメッセージとシンボルのもと、次世代のB-EN-Gへの一歩を踏み出しました。