あれも、これも、かなう。西武鉄道西武鉄道株式会社
ブランディング領域
施策・制作物
企業理念・パーパス / インナーブランディング / ブランドネーミング / ブランドシンボル・ロゴ / WEB・ECサイト / 名刺・封筒・ツール / プロモーション・広告 / ブランドイメージ・写真撮影 / ブランドムービー・映像
ブランディング領域
施策・制作物
西武鉄道は2015年の開業100周年を機に、「これからの100年」に向け、お客さまの夢や想いをかなえていくという強い意志をこめた「あれも、これも、かなう。西武鉄道」というコーポレートメッセージ策定。これを起点に、西武鉄道の沿線価値やブランド価値向上のため、「都市も自然も」「仕事も遊びも」「暮らしも観光も」といった西武鉄道ならではの多彩な二面性を持つ沿線の魅力を発信するプロジェクトも発足しました。
エフインクは、プロジェクトのディレクションや企画、開発担当として本プロジェクトに参画。選ばれる沿線を目指し、コーポレートメッセージの言葉やロゴの最終化をはじめ、長期的なブランド戦略の策定や施策、メディアの運用など、西武鉄道が持つ本質的な魅力を社内外に向けるために長期に渡りサポートいたしました。
コーポレートメッセージを起点にさまざまなメッセージや試作を社会に発信し、社会のメッセージ認知やブランドイメージが向上したとしても、実際に社員さまを中心に「かなう(かなえる)」体験を西武鉄道が提供できなければ、本質的なコーポレートメッセージの体現とはならず、沿線価値向上には繋がりません。そのため、社会へのメッセージ浸透と同時に、社内への浸透を同時進行することが課題でした。
社会と社内、両方へ長期的にコーポレートメッセージを起点にした施策を発信し続けるため、核となる施策としてリアルとデジタルの垣根を超えたブランドWEBサイト兼オウンドメディアの開発とSNSの立ち上げをご提案。
沿線価値向上を図るため、企業としてのメッセージや取り組みなどを発信するポスターとWEBページの開発をはじめ、マルシェなどのリアルなイベントと連動させた記事の制作、社会と社内両方にアプローチする施策として“西武鉄道社員がかなえたい「あれも、これも」ストーリー”と題したインタビュー形式の記事連載など多くの企画から開発までを担当させていただきました。
さらには、西武鉄道のどこを切り取っても同一のイメージでコーポレートメッセージを訴求するため、西武鉄道が制作する情報誌やポスター、ムービーなどほぼ全ての媒体にコーポレートメッセージを掲載していただくためのフォーマット制作や、常に胸につけていただくバッジなどのアイテム、社内浸透を加速させるための社内向けムービーを制作。西武鉄道全体を整える役割も担っております。
プロジェクトスタート以来、定期的に行っていた定性・定量調査の結果においても、認知度やイメージなどさまざまな点において良い結果につながり、実際にSNSなど直接コメントをいただけるメディアにおいては、毎回の更新を楽しみにしたくださっている嬉しいお声を多数頂戴しております。
社内においては自発的にそれぞれの部署が朝礼時にコーポレートメッセージについて協議する時間を設ける、お客さまからの評価が向上するなど、想定していた以上に嬉しい結果に結びつくとともに、“西武鉄道社員がかなえたい「あれも、これも」ストーリー”は、読んでくださっている方も非常に増え、当初の予定にはなかったものの西武ホールディングスや西武鉄道のリクルート活動にも活用され、大きく貢献いたしました。
※一定以上の役割を果たしたため、一部コンテンツを残し一連のプロジェクトは2023年春に惜しまれつつも終了しております。
コーポレートメッセージを起点としたプロジェクトの全てを束ねるブランドサイトを制作。コンテンツは、企画のご提案から制作までを一貫してサポートさせていただくとおもに、SNS運用の企画も提示し、西武鉄道らしい語り口調などのフォーマットを作成することによって、更新性のあるメディアとしての基盤を作り上げました。
沿線価値向上のため、西武鉄道の中核をなす街「所沢」にフォーカスしたポスターとWEBページを制作。所沢エリアなら「ONの日もOFFの日も自分らしい暮らしができる」ことをコンセプトに、企画からロケ地選定をはじめ、撮影、デザインまで全てを担当しております。ポスターや中吊り広告は駅に2枚並べて掲示することを前提とした連動するデザインとすることで、視覚的な訴求力を向上させました。
社会と社内、両方へのコーポレートメッセージ浸透のため、社員さまにご出演いただくインタビュー形式の記事連載をスタート。職歴や部署などの垣根なく、西武鉄道にて実施されたさまざまなプロジェクト担当者をお招きし、社員さまがかなえたい社会への提供価値や想いを発信することで、社会へは西武鉄道への共感やイメージ向上・メッセージの浸透を図り、社員さまにとっては、他の社員の想いを知ることでのモチベーション向上や、自分ごと化してアクションに繋げていただくことなどを目的としました。
当初はブランドWEBサイト内のみのコンテンツでしたが、ご好評をいただいたため、記事への動線をまとめた特設WEBサイトの開発やより多くの方に読んでいただくためのポスターも制作しております。
「お客さまの夢や想いを“かなえる”ために。」西武鉄道はどのような取り組みを行なっているのかを知っていただくためのポスターとWEBページを制作。ポスターは興味関心をもっていただく、WEBページで詳細を読んで、より深く知っていただくというそれぞれの役割のもと、ポスターでは写真を引き立てるため文字数を最小限にデザインし、メインビジュアルである写真はお客さまの「かなった」姿と、「かねえる」ために尽力する社員さまの対比でわかりやすく構成いたしました。
「都市も自然も」「仕事も遊びも」「暮らしも観光も」といった西武鉄道ならではの多彩な二面性を持つ沿線の魅力をポスターやWEBサイトにて表現。2枚ずつを並べて掲示することを前提に「都市」などそれぞれのワードごとにポスターを制作しており、並べられた時の連動感や対比を楽しんでいただけるデザインとしました。多彩な表情があることの訴求やブランドイメージ向上が目的のため、余計なコピーは一切入れず、まるで駅にアートが飾られているかのようなトーンにて制作しております。
コーポレートメッセージのコピー最終化とロゴを開発。西武鉄道が制作、実施するポスターや情報誌などをはじめ、デジタルメディアやリアルイベントでの活用など、ロゴが表示される媒体は多岐に渡るとともに、デザインなどのトーンも異なります。そのため、どのような媒体、デザインとも調和できるよう出来るだけミニマムでシンプルなマークをご提案。カラーは西武鉄道の特徴である「多彩な二面性を持つ沿線の魅力」を表現したグラデーションといたしました。社員さまが身につけるバッジや駅員さんの帽子などさまざまなツールに展開され活用されております。
中野 博文(株式会社エフインク)
ブランディングディレクター
石井 敦(株式会社エフインク)
ブランディングディレクター
フォトグラファー
横田 英司(株式会社エリア)
コーディネーター
工藤 理恵子(株式会社エリア)
コーディネーター
編集者・ライター
WEBサイトデザイン