CASE STUDY

概要

大人女性の健康と美に寄り添うプレミアムオリーブサプリメント。

広島県の瀬⼾内海に浮かぶ美しい離島、大崎上島(おおさきかみじま)で農業×ITで一次産業の課題解決に取り組んでいる「株式会社アンドピリオド」が、『私を含む島の農家が大切に育てている超希少なオーガニックオリーブを、余すことなく全国の方に取り入れてほしい』という想いで立ち上げたブランドが、プレミアムオリーブサプリメント“OLIBIO(オリビオ)”。

 

原材料は植物素材2つだけ。日本でも数カ所でしか栽培できない、力強くのびのびと育てられた超希少な「オーガニックオリーブ」と、「天然のスーパーフード」とも言われる「ヤエヤマクロレラ」に含まれる豊富な健康と美容の成分が、大人女性の年齢に負けないからだづくりをサポートし、ヘルシーな美しさをキープします。エフインクは企画初期から携わり、ブランドの方向性やコンセプト開発をはじめ、ネーミングやブランドロゴ、パッケージ、写真撮影、WEBサイトのデザインなど、幅広くサポートしております。

課題

オリーブ農家の抱える長年の課題を解決し、島の環境維持に貢献したい。

外のものが⼿に⼊りにくい離島だからこそ、『⾃然と共に歩み、島内で循環させる』という、サステナブルな考え⽅が受け継がれ、島でオリーブ農園を営む農家のみなさんは農薬を使⽤しない有機農法を⻑年実践。⾮常に難しいとされるオーガニックオリーブの栽培にも地域⼀帯で取り組んでおり、⼟づくりに使う肥料は譲ってもらった菌床や廃⽊材のチップ、島内で採れた海藻など。オリーブ栽培にまつわるすべてが「メイドイン⼤崎上島」というから驚きです。

育てたオリーブはオリーブオイルとして加工し出荷されます。大きくないこの島で育てられるオリーブ年間約1,000kgのうち、オリーブオイルになるのはたったの100kg。残りの果皮は食用にはならないものの、様々な栄養素が豊富に含まれています。農薬を使っていると加工しても人が口に入れるものには適しませんが、この有機栽培のオリーブだからこそ、果皮まで余すことなく有効活用したい。そう考えるものの加工が難しいため、惜しみながらも廃棄物や肥料として処分せざるを得ず長年の農家さんの課題でした。

「OLIBIO」の商品やデザインを魅力的に感じていただくことはもちろんですが、有機農法による素晴らしいオリーブや地域一帯で取り組む姿勢、環境への想い、オリーブを育む大崎上島の魅力など、背景にあるさまざまな魅力を「OLIBIO」を通じていかに訴求できるかがブランディングの課題でした。

提案

大崎上島の魅力やオリーブへの想いを最大限に表現する。

実際に島で暮らす⼥性たちは年齢を重ねても肌がつやめき、⽇々を健やかにいきいきと過ごされていることや、栄養成分の分析結果などを踏まえ、ターゲットは「30〜50代の働く女性」に設定。「あなたの明日を、晴れやかに。大崎上島の瑞々しい自然のちからを、あなたの内側に届ける」をブランドコンセプトに全体の方向性を整えていきました。

 

ブランド名称は、「OLIVE(オリーブ)」と「BIO(biologiqueの略・有機を意味する」を掛け合わせたシンプルな造語。「原材料は上質な植物素材2つだけ」であることから、上質な素材だけを使用した「プレミアムオリーブサプリメント」として、シンプルかつ上質なブランドコミュニケーションができるようブランド全体を構築しております。

 

また、大崎上島の魅力やオリーブへの想いを表現することが、OLIBIOにとっても最大の強みであるため、直接的にこれらを想起できるよう、オリーブはもちろん、オリーブを育む島の風景や、支えてくださっている農家さんや島民の方々などの写真を軸にしたブランディングをご提案。数日に渡ってさまざまなカットを撮影し、パッケージをはじめWEBやSNSなどのプロモーションにて大崎上島の魅力やオリーブへの想いを最大限に表現できるよう進行いたしました。

施策・制作物

ブランドコンセプト

パッケージデザイン

サプリメントのパッケージは、実際に栽培されているオリーブの写真を使用することで、素材の上質さをストレートに表現。自宅リビングにそのまま飾りたくなるパッケージデザインを目指しました。サプリメントを梱包する外箱は、紙そのものの素材を楽しんでいただけるようボール紙を使用し、余計なシールやビニール袋で包むなどをせずとも配送できるように設計。環境へも最大限配慮しております。

ブランドロゴ

「原材料は植物素材2つだけ」というシンプルなサプリメントであることから、ブランドロゴもシンプルに。「O」をオリーブの実のような造形にするとともに、名称の文字並びがシンメトリーのようであるため、文字ならびの面白さを活かすため、シンメトリーのような造形を意識しております。

大崎上島 〜Osakikamijima Story〜

大崎上島の魅力やオリーブへの想いを表現することが、OLIBIOにとっても最大の強みであるため、直接的にこれらを想起できるよう、オリーブはもちろん、オリーブを育む島の風景や、支えてくださっている農家さんや島民の方々などの写真を軸にしたブランディングをご提案。数日に渡ってさまざまなカットを撮影し、パッケージをはじめWEBやSNSなどのプロモーションにて大崎上島の魅力やオリーブへの想いを最大限に表現できるよう進行いたしました。ありのままの大崎上島の魅力を伝えられるよう、飾ったりシチュエーションを作り込むことは行わないように全てのカットを撮影いただいております。

LPサイト/クラウドファンディング/ECサイト

通常販売に先行し、CAMPFIREでのクラウドファンディングでの支援も実施し、告知用LPサイトの制作からCAMPFIREのプロジェクトページデザイン、ECサイトのデザインなど幅広くサポート。制作費用をできるだけ抑えるため、LPサイトはWEBサイト作成ツールである「STUDIO」を活用し、ECサイトはECプラットフォーム「ecforce」で使用できるテンプレートなどを活用しております。

 

フードロス対策事業「LOSSNAX」のブランディング

「OLIBIO」のブランド開発と並行して、事業会社である「andperiod(アンドピリオド)」が展開する事業の一つであるフードロス対策事業「LOSSNAX(ロスナックス)」のブランディングもサポート。「OLIBIO」は、「LOSSNAX」の第一弾商品として今後展開されていきます。

 

LOSSNAXはその名の通り、食にまつわる「ロスを無くす」をコンセプトに生まれたブランド。コンセプトをそのまま体現した名称とブランドロゴを開発しております。また、フードロス事業などのブランディングには背景にある想いや、運営する方の人柄などを訴求することが重要なため、写真撮影をサポートさせていただきました。

チーム

  • 中野 博文(株式会社エフインク)

    ブランディングディレクター

  • 萩原 房史(株式会社エフインク)

    ブランディングプロデューサー

  • 中澤 千咲(株式会社エフインク)

    ブランディングプランナー

  • 小野田 陽一(SEEHOOT)

    フォトグラファー